楽天カードの任意整理を検討している方の中には、楽天ポイントや楽天市場、楽天銀行など、他のサービスへの影響を不安に感じているケースが少なくありません。
楽天が提供する各種サービスは相互に連携しているため、生活への影響を懸念して任意整理に踏み切れずにいる方も多いのが現状です。
本記事では、楽天カードを任意整理した場合の9つの影響や注意点を解説します。
正しい知識を得て、借金問題解決への第一歩を踏み出しましょう。
この記事でわかること
- 楽天カードの概要
- 楽天カードの任意整理による日常への影響9つ
- 楽天カードを任意整理する際の注意点
- 楽天カードの任意整理に関してよくある質問
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楽天カードとは?

楽天カードは、楽天カード株式会社が発行するクレジットカードであり、単なる決済手段にとどまらず、楽天グループが展開する「楽天経済圏」の基盤となるサービスです。
日本国内での発行枚数は3265万枚を突破(2025年6月時点)しており、多くの人々の生活に深く浸透しています。
利便性の高さから、日常のあらゆる支払いを楽天カードに集約している方も少なくありません。
楽天が提供しているサービス
楽天が提供しているサービスは楽天ID一つで連携し、共通して楽天ポイントとして利用できるのが最大の特徴です。
主なサービスには以下のようなものがあります。
| カテゴリ | サービス名 |
| Eコマース | 楽天市場 楽天ブックス Rakuten Fashion 楽天24 楽天ビック |
| 金融 | 楽天銀行 楽天証券 楽天ペイ(オンライン決済・アプリ決済) 楽天Edy 楽天生命保険 楽天損害保険 |
| モバイル通信 | 楽天モバイル Rakuten Turbo |
| 旅行・レジャー | 楽天トラベル 楽天GORA(ゴルフ) |
| エンターテイメント | 楽天TV 楽天Kobo(電子書籍) Rakuten Music |
楽天カードを利用するメリット
楽天カードがこれほど多くの利用者を獲得している背景には、他のクレジットカードにはない数多くのメリットが存在します。
主なメリットは以下の3つです。
- 年会費永年無料でポイント高還元
- 共通サービスの利用でポイント倍率が上がり、貯まりやすい
- 貯まった楽天ポイントの使い道が豊富
楽天カードを任意整理した場合の9つの影響

日常生活で楽天の各種サービスを利用している「楽天経済圏」のユーザーにとっては、任意整理による影響範囲は死活問題ともいえます。
ここでは、楽天カードを任意整理した場合の9つの具体的な影響について、詳しく解説します。
1.楽天カードは強制解約される
任意整理を依頼した際、弁護士は債権者である楽天カード株式会社に対して「受任通知」を送付します。
この通知が楽天カードに届いた時点で、楽天カードは利用停止となり、その後の和解交渉の有無にかかわらず強制的に解約処分となります。
これは、任意整理がカード会社の利用規約における「期限の利益の喪失」事由に該当するためです。
分割払いやリボ払いの残高があっても、カード決済機能そのものが使えなくなります。
2.楽天カードに紐づくETCカードも解約される
楽天カードに付帯して発行されるETCカードも、本カードである楽天カードが強制解約されると同時に利用できなくなります。
ETCカードはあくまで親カードの追加カードという位置づけのため、親カードの利用資格を失うと、子カードであるETCカードも効力を失うのが一般的です。
3.貯まった楽天ポイントは失効する
楽天の会員規約では、会員資格を喪失した場合、ポイントも同時に失われると定められています。
そのため、楽天カードの利用で貯めた楽天ポイントは、カードの強制解約に伴い失効します。
たとえ数万ポイントが貯まっていたとしても、すべて無駄になってしまいます。
可能な限り、弁護士へ任意整理を依頼する直前に、貯まっているポイントをすべて使い切ってしまうことをおすすめします。
4.楽天Edyや楽天ペイの機能が一部制限される
楽天カードを任意整理しても、楽天Edyや楽天ペイのアカウントは削除されません。
しかし、楽天カードを支払い元に設定しているクレジットチャージやオートチャージ、カード払いの設定ができなくなります。
楽天Edyの残高はそのまま利用できますが、新たなチャージは現金で行う必要があります。
楽天ペイも同様に、銀行口座払いや楽天キャッシュ(現金でチャージした場合)での支払いに切り替えて利用しましょう。
5.楽天銀行スーパーローンなども整理対象に含める必要がある
楽天銀行スーパーローンの保証会社は、楽天カード株式会社が務めています。
そのため、楽天カードを整理対象とする以上、楽天銀行スーパーローンも必然的に整理の対象となります。
「カードの返済は苦しいが、ローンは続けたい」といった選択はできないので注意が必要です。
6.保証会社が楽天カードの場合、他の金融機関のローンも影響を受ける
ローンの保証会社が楽天カード株式会社である場合、返済が滞ると楽天カードが代わりに支払い(代位弁済)を行います。
楽天カードを任意整理するとこの保証契約にも影響が及び、結果的にそのローンも整理対象となる可能性があります。
7.債務整理後、楽天カードの再発行は困難
任意整理を行うと、その情報が信用情報機関に事故情報として登録されます。
この記録は借金を完済してから約5年間残るため、この期間中は楽天カードだけでなく、いかなるクレジットカードの新規発行やローンの契約も難しくなります。
さらに、楽天カード株式会社の社内には、過去に任意整理を行った顧客データが「社内ブラック」として半永久的に記録されます。
そのため、信用情報機関の記録が消えた後でも、楽天カードや楽天グループが発行するクレジットカードの審査に通る可能性は極めて低いです。
8.楽天銀行の口座は、原則として継続利用可能
楽天カード株式会社と楽天銀行株式会社は別法人のため、カードの債務整理が銀行口座に直接影響を及ぼすことは基本的にありません。
楽天カードを任意整理しても、楽天銀行の普通預金口座が凍結されたり、強制的に解約されたりすることも原則ありません。
給与の振込口座や公共料金の引き落とし口座として利用している場合でも、そのまま使い続けることが可能です。
9.楽天市場や楽天モバイルは支払い方法を変更すれば利用可能
楽天市場でのショッピングや楽天モバイルの通信サービスなど、楽天グループが提供する多くのサービスは、基本的には任意整理後も継続して利用可能です。
ただし、楽天カードで利用料金の決済をしていた場合は「支払い方法の見直し」が必須となります。
これまで楽天カードで支払っていたものは、口座振替やデビットカード、コンビニ払いなどに変更しましょう。
楽天カードを任意整理する際の注意点

楽天カードの任意整理は、将来利息の減免や返済期間の見直しによって、毎月の返済負担を軽減できる有効な手段ですが、手続きを進める前に知っておくべき重要な注意点がいくつか存在します。
ここでは、特に重要な3つの注意点を解説します。
信用情報機関に事故情報が登録される
任意整理を行うと、信用情報機関に「事故情報」が登録されます。
債務整理でよく耳にする「ブラックリストに載る」というのは、この状態のことを指します。
実際には、「ブラックリスト」という名前のリストは存在しません。
楽天カードを任意整理した場合は、弁護士が楽天カード株式会社に「受任通知」を送付した時点で事故情報が登録されます。
その後、借金を完済しても、事故情報は約5年間にわたり信用情報に残り続けます。
楽天カード以外のクレジットカードも使えなくなる可能性がある
クレジットカード会社は、カード利用者の信用状況を定期的に確認するために「途上与信」という審査を行っています。
楽天カードの任意整理による事故情報が発覚すると、カード会社は「この利用者には返済能力に問題がある」と判断します。
その結果、カードの利用が突然停止されたり、強制的に解約されたりします。
途上与信のタイミングはカード会社によって異なりますが、カードの更新時期や利用額が増えたタイミングなどで行われることが多いです。
公共料金や携帯電話料金、保険料などの継続的な支払いをクレジットカードで行っている場合は、注意が必要です。
弁護士に依頼する前に、必ず口座振替など他の支払い方法に変更しておきましょう。
クレジットカードが使えなくなったときの対処法
クレジットカードが利用できなくなった場合でも、他にもさまざまな決済手段があります。
以下の内容を参考に、ご自身の状況に合った代替方法をご検討ください。
- デビットカード
銀行口座と紐づいているカード。
利用すると即時に口座から引き落とされる。
審査不要。 - プリペイドカード
事前にチャージした金額の範囲内で利用できるカード。
VISAやJCBなどのブランド付きなら、クレジットカードと同様に使える。
審査不要。 - 家族カード
家族が契約しているクレジットカードの利用枠を共有するカード。
本人の信用情報に関係なく発行可能だが、利用状況は本会員に影響する。 - スマホ決済
PayPay、楽天ペイ、Suicaなどのアプリを使った決済方法。
銀行口座や現金チャージと連携して利用できる。 - 後払いアプリ・キャリア決済
一部のサービスでは、審査なしで後払いが可能。
携帯料金と合算して請求されるケースもある。
借金の元本は減らない
任意整理の大きな特徴として、原則として借金の元本は減らないという点があります。
任意整理は、あくまで利息の負担を減らして返済を楽にするための手続きのため、借金そのものが帳消しになったり、大幅に減額されたりするわけではありません。
元本だけでも返済していくのが困難なほど借金額が大きい場合には、任意整理以外の債務整理(個人再生や自己破産)を検討する必要があります。
【Q&A】楽天カードの任意整理でよくある質問

ここでは、楽天カードの任意整理を検討中の方が抱える疑問や不安について、Q&A形式でお答えします。
Q:任意整理を家族に秘密にできますか?
A:可能です。
任意整理は、自己破産や個人再生と異なり、裁判所を通さずに行う私的な債務整理です。
楽天カードからの連絡や書類は、すべて依頼した弁護士事務所に届くため、自宅に通知が届いて家族に知られるリスクを抑えられます。
手続きを秘密に進めたい方は、弁護士と事前に連絡方法などをしっかり相談しておくと安心です。
Q:楽天カードだけを任意整理の対象にできますか?
A:可能です。
任意整理は、整理する債権者を自分で選べる手続きです。
原則として楽天カードだけを対象に交渉することも可能で、「住宅ローンや自動車ローンはそのまま支払いたい」「保証人付きの奨学金は対象外にしたい」といった希望にも柔軟に対応できます。
ただし、楽天銀行カードローンも利用している場合は、同じ楽天グループ内の債務として扱われるため注意が必要です。
無理のない返済計画を立てるには、どの借金を整理するかを慎重に見極める必要があります。
弁護士と相談しながら、最適な方針を決めましょう。
Q:任意整理・自己破産・個人再生・特定調停の違いはなんですか?
A:主な違いを以下の表にまとめました。

最適な債務整理の方法は人によって異なります。
まずはご自身の状況を明確にし、弁護士と一緒に選択肢を検討しましょう。
楽天カードの任意整理は弁護士法人ちらいふくへご相談ください

楽天カードの返済が困難になった場合、任意整理によって将来利息の減免や現実的な分割返済の交渉が可能になり、弁護士のサポートを受けることで解決への道が開けます。
「楽天カードの支払いが苦しい」「任意整理をすべきか迷っている」など、借金に関するお悩みは一人で抱え込まず、まずは弁護士にご相談ください。
弁護士法人ちらいふくでは、楽天カードを含む債務整理のご相談を受け付けています。
ご相談者様の状況にとって最善の解決策を一緒に見つけます。
相談は無料ですので、まずはLINEかメールでお問い合わせください。
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